まずは少し長い話になるかも知れませんが、私が精神疾患(うつ病)になって、今に至る経緯をお話させていただきます。
・うつ病になった経緯について。
私が精神疾患を初めて患ったのは、約8年前頃になります。
当時私は、会社に行こうとした際に、玄関前で嘔吐する毎日でした。
自分でも「何故毎朝出勤時に、玄関前で吐き気を催し吐いてしまうのか?」解らず、初めは内科・消化器科などを受診しました。
内科・消化器科では色々な検査をしていただいたが、結果は「異常なし。」でした。
検査しても異常は見当たらないのに吐き気は続き、次は朝が来るのが怖くて眠れなくなりました。
次第に体が重く日常生活においても、外へ出掛けたりできなくなり、最終的には1人でお風呂すら入れなくなっていました。
さすがに辛くて、どうしょうもなくなり、藁にも縋る思いで心療内科へ行ってみることにしました。
ですが心療内科は壁が厚く、電話にてみてもらえるか確認をしても、予約は1ヶ月以上先まで空きのない病院ばかりでした。
毎日が辛くて苦しくて悲しい、そんな状態から抜け出したく、予約無しでみてもらえる病院をやっとみつけて受診してもらうことになりました。
ですが精神病はなかなか厄介で、薬を飲んでも症状は良くなりませんでした。
あまりにも辛かったため、数日後病院へ相談に行くことにしました。
先生から言われた言葉は、とても悲しく私をどん底へ落とす内容でした。
私は病院へも怖くて行けなくなりました。
次第に仕事に行けない自分が情けなく、みっともなく、人生に悲観し全てが嫌になりました。
月日は流れ、当初1ヶ月半待で予約した病院の予約の日を迎えました。
また「冷たく悲しい言葉をかけられたらどうしょう…。」そんな気持ちもありましたが、「ここまで落ちたら、もうどうでも良い…。」そんな気持ちから受診することにしました。
先生は親身になって見て下さり、病名は「うつ病」と言われました。
病名と共に、
・精神疾患の薬は効果が出るまで時間がかかること
・薬の効果がみられなくても急に薬を辞めないこと
・とにかく休むこと
・なるべく陽の光を浴びること等
色々アドバイスをいただきました。
先生の言う通り、薬の効果が私に現れてきたのは、飲んで2週間頃でした。
薬が効いてきても、1部の症状は良くなるが他の症状は良くならない、全ての症状は緩和されたが、副作用で別の症状が出て苦しい等色々なことがありました。
最終的に薬の調整や、心を休めること等私が社会復帰できるまでにかかった時間は、2年以上にも及びました。
完全に完治とはなかなか行かず、未だに病院のお世話になっておりますが、セカンド・オピニオンの先生に出会えて、そして助けていただけて本当に良かったと思います。
・精神科・心療内科に受診する際気をつけること。
私が精神科・心療内科に受診する際に、気をつけようと思ったこと・感じたことをまとめさせていただきます。
・精神疾患は病気です。
※精神科・心療内科に受診することは、恥ずべきことではありません。
・時間はかかるが、予約制の病院で見てもらったほうが良い。
・初診はカウンセリングもあるため、5,000円と高額になるが、自分に合わないと思ったらセカンド・オピニオンへ。
・薬は自分の判断で、急に辞めない方が良い。※離脱症状で苦しみます。
・症状は詳しく詳細に話した方が良い。※症状により薬を選定するため。
・叶うなら、精神疾患になったことのある医師にみてもらう。
※やはり同じ病気になったことのある人の方が、苦しみ理解して親身になってくれる。
上記5点は私が最初から知ってたら…と思ったことのまとめとなります。
今「心が辛く苦しく悲しい…」そんな方の心が、少しでも軽くなったら幸せに存じます。
・うつ病の症状改善に、個人的に効果が得られた2つのこと。
・素直に「つらい気持ち」や「悲しい気持ち」を人に相談したこと。
「楽しい」や「嬉しい」などのポジティブな言葉は簡単に人に話せるのに、「悲しい」や「つらい」などのネガティブな言葉は、人に話すことは難しいと思います。
「ネガティブなことを話して、嫌われたらどうしよう…。」私はそんな気持ちから、なかなか人に本当の気持ちを打ち明けることができませんでした。
心に「つらい気持ち・悲しみ」を溜め込んで生きているなかで
【素直な気持ちやネガティブな気持ちを話すと嫌われると思っている=相手を信頼していない】
そんな言葉に出会いました。
その言葉との出会いから「私は素直な気持ちを話さないことにより、友達や家族・周りの人を信用してないと思われているのかなぁ…。」と悩み考える日が増えました。
そんな日々の中で話せるきっかけを作ってくれたのは、小学生からずっと仲の良かった友達の「最近元気なさそうだけど…どうした?私で良かったら、なんでも聞くよ♪」という、体調を心配して連絡をしてきてくれた一本の電話でした。
ネガティブな気持ちを伝えることは凄く勇気のいることでしたが、話してみたら「正直に話してくれてありがとう♪今までつらかったね…。」という、予想外の言葉が返ってきた驚きと共に、気持ちを解って共感してくれたことに、心から救われたのを覚えています。
ネガティブな気持ちは、とても話しづらく勇気のいることだと思いますが、話してみたことで心が救われて、うつ病の改善に効果があったため、今は「話してみて本当に良かった♪」と心から思います。
・つらくても食事をできるだけ摂ること。
うつ病が最悪な時は、自分が何もしていないことへの罪悪感が強く、食事を摂ることができませんでした。
「食事から栄養をしっかり摂ることの大切さ」はよく解るのですが、うつ病が酷い時は「私は何も役にたつことをしていない…。」「働いていないのに食べてはいけない!」
などの罪悪感が強くでてしまうことから食事を拒む日が多かったです。
食事を摂らないことで起こる、うつ病の症状は想像を絶するほどつらく、毎日「なんで私は働けないのだろう…。」「私は価値のない人間…。」という感情からくる絶望感の中で生きていました。
食事を摂れるようになったきっかけは、家族からの「あなたは生きてくれているだけで良いんだよ♪」その言葉を聞き私は涙がでました。
言葉は諸刃の剣で、人を傷付けることもあれば、絶望から人を救うこともある。
私は家族からの優しい言葉に救われて「何もしてないのに、ご飯食べちゃってごめんなさい…。」という言葉を泣きながら繰り返し、その日は久しぶりに食事を摂ることができました。
その日を境に少しずつ食事を摂ることができるようなったことで、不思議と罪悪感や絶望感も少なくなったことから、改めてうつ病の改善には食事をしっかり摂り、食事から必要な栄養素を摂取することの大切さを知りました。
今うつ病で大変な思いをされている方の「少しでもお役に立てれば良いなぁ…。」そんな気持ちで綴らせていただきました。
では本日も、最後までブログを読んでいただきありがとうございました。