2020年6月12日に開設いたしました。まだまだ至らない点も多く、改善を行っていきますので、これから宜しくお願いいたします。

大切な人がうつ病になった時に知って欲しいこと…。

精神疾患について

昨今の経済状況や周囲の環境・人間関係などのストレスにより身近にも、うつ病にかかってしまう人が増えてきました。
大切な人(家族・友人・恋人など)がうつ病なったとき「どう接したら良いか?」解らなくなってしまうことが多いと思います。
そんなとき「かけてあげて欲しい言葉」や「してあげて欲しいこと」を今回は綴らせていただきます。
私が抑うつ病になったときに、個人的に効果が得られた内容の記載となっておりますが、あなたの大切な人にも有効的なこともあると思いますので、お付き合いいただけると幸いに存じます。

・些細なことでも褒めてあげてください。

うつ病は体が重く動くことがとても困難になり、通常当たり前と思われることもできなくなってしまいます。
その状況から、ひたすら「何でこんなこともできないの?」「こんなこともできない私は価値のない人間だ…。」と自分を責めてしまうことを繰り返してしまいます。
そのため、些細なことでも「よくできたね♪」と褒めてあげてください。
・朝ちゃんと起きれたね♪
・ご飯が食べれたね♪
・夜眠れたね♪
・軽い運動(散歩・ストレッチなど)ができたね♪
・外に出れたね♪
・お風呂に入れたね♪
などと褒められることで自信が付き、私の症状は改善に向かうことができました。

・やりたくないことはやらせないでください。

うつ病を患ってしまう方は頑張りすぎる人が多いため、体が重くて辛くて動けない時でも無理する傾向にあります。
またうつ病回復の為には
「寝ること。・横になること。」には体を休める効果があり、「好きなことをやること。・楽しいことすること。」は心を休めることができます。
逆に「やりたくないこと。」を無理して行わせてしまうと、せっかく回復の兆しがあったとしても、再び心の充電切れになって症状が悪化してしまいます。
「やりたくないこと。」が「やりたいこと。」へ変わったときが、やるべきタイミングだと思います。
気長にそっと見守りながら、待ってあげることが私は大切なことだと思います。

・辛い気持ちや思いに同調してあげてください。

抑うつ病はひたすら毎日自分を責めてしまうため、気分の落ち込みが激しく、絶望的な気持ちで日々過ごしてしまいます。
また、その絶望的な気分を人に話さず、1人で抱え込んでしまう傾向があります。
ですが、信じてる人には心を開き「辛い思い・悲しい気持ち」を打ち明けることがあります。
そんなときは優しく「辛かったね…」「悲しかったね…」などと、相手の気持ちになって考え、気持ちに同調して理解してあげることにより、心がとても軽くなり救われることができます。
私は人から理解して貰えたことで、抑うつ病の症状が楽になり、回復が早まったと思います。

・無理して動いていそうなときは優しく止めてあげてください。

「やりたくないことはやらせないでください。」でも話しましたが、うつ病を患ってしまう方は頑張りすぎる人が多いため、少し心と体が回復するとまた頑張ってしまうこと傾向にあります。
無理をしてしまうと、せっかく回復してきた体と心の充電が切れて症状が悪化してしまいますので「楽しいこと・やりたいこと」をやっているときでも「頑張りすぎてるなぁ…。」と見てて感じるときは「そろそろ休もうか♪」と優しく止めてあげてください。
うつ病は波があり体調が良くなっても、心と体の充電容量が少なくなってしまっているため、無理するとすぐに充電切れとなってしまいます。
なかなか自分でも頑張り過ぎていることに気がつかないことも多いため、周りの目で見て優しく止めてあげることで、私はとても助かることができました。

・うつ病を軽視した発言はやめてあげてください。

うつ病は患ってみないと、つらい症状が理解されない傾向にあります。
うつ病の症状は本当につらく、体も自由に動けなくなり何もできなくなってしまい、そんな自分を常に悲観して生きています。
そんなときに「そんなこともできないのか!」とか「甘えだ!」などと言われると、更に自分を追い詰めて最悪なパターンの選択肢を選ぶこともあります。
最悪なパターンの選択肢を選ぶことを避けるため、思っても口に出さないであげてください。
人からそんな言葉を言われなくても、抑うつ病を患うと毎日その言葉で自分を責めてしまっているのですから…。

・頑張れと言わないでください。

抑うつ病を患ってしまう人は極限まで頑張ってしまう人が多く、頑張りすぎたことによるストレスにより発病している方も多いです。
そんな状態になった人へ「頑張れ!」と言わないであげてください。
頑張りすぎた結果で病気を患ってしまっているのですから…。

・なるべく傍にいてあげてください。

うつ病は自分を追い詰めてしまう悲観的思考回路により、1人でいることがとても悲しく、孤独に感じてしまします。
全てから見放された気持ちも強くなり、最悪なパターンの選択肢を選ぶこともあります。
最悪なパターンの選択肢を選ぶことを避けるためにも、ただただ寄り添ってあげてください。
何もしなくても良いんです。
「誰かが傍に居てくれる。」それだけで「1人じゃないんだ♪」って思えて心が軽くなり救われるのです。

・「大丈夫だよ」って言ってあげてください。

抑うつ病は常に「もう駄目だ…。」「何もできない自分に価値はない…。」と悲観し絶望しています。
そのため「何もできなくて良いんだよ♪」「あなたが生きて傍にいてくれる。それだけで十分だよ♪」と声をかけられると「私はまだ居て良いんだ♪」と、できない自分を少しだけ許してあげることができます。
自分を許してあげることで、心が晴れやかになり、症状の緩和を私は感じました。

・責めないであげてください。

「辛い気持ちや思いに同調してあげてください。」でも書いた通り、抑うつ病はひたすら何もできなくなってしまった自分を責めて日々過ごしてしまいます。
「うつ病を軽視した発言はやめてあげてください。」でも言いましたが、「そんなこともできないのか!」と言われなくても、自分を常にそんな言葉などで罵倒しております。
そのため責めることは更に、相手に追い打ちをかけることになってしまいます。
最悪なパターンの選択肢を選ぶことを避けるためにも、責めないであげてください。

・薬を飲んだか確認してあげてください。

うつ病は頭もボーッとしてしまうこともあり、そのため薬を飲んだか解らなくなってしまうことがあります。
薬を飲み忘れてしまうことは症状の悪化を意味します。
本人は薬が効いてるかよく解らないことも多いのですが、精神系に働く薬は改善に少しずつゆっくりと効果を出していきます。
飲み忘れてしまうことで、せっかく効果が現れつつあった薬の成分が途切れてしまうことで、振り出しに戻ってしまうことも考えられます。
また絶望から薬を大量に飲んでしまう方もおりますので、薬の飲みすぎを防ぐためにも、薬の服用状況を確認してあげてください。

・好きなことをやらせてあげてください。

うつ病の回復のためには「薬物療法」「体の休息」「心の休息」がとても重要なことです。
「やりたくないことはやらせないでください。」でもお話しましたが、好きなことや楽しいことをすることは心の休息にあたります。
そのため心の充電を回復させるためにも「好きなこと・やりたいこと」を適度に、疲れを残さない程度にやらせてあげてください。

・睡眠をしっかり取らせてあげてください。

うつ病の改善のために「睡眠」も、とても大切なことです。
しかしうつ病を患うと「明日が来るのが怖い」などの不安な気持ちから、眠れない傾向にあります。
しかし睡眠不足から、昼間に人が居ることに安心して眠れることもあります。
そんなときに「昼間に寝るな!」「怠けて!」などと言わないであげてください。
夜は不安で寝れないのです。
夜は眠れないと理解が難しいこともあるかも知れませんが、眠れないのもうつ病の症状なのです。
なので「昼間でも眠れることは良いこと♪」と温かい目で見守ってあげてください。

・お風呂に入れてあげてください。

うつ病は本当に簡単なことや、当たり前のことも体が重くて動かないことから、お風呂へ入ることも重労働で困難になったりします。
またお風呂に入れないことで周りの目を気にして、外へ出れなくなるという悪循環に見舞われることもあります。
そのため相手が嫌がらなければ、お風呂に入れる手伝い(頭を洗ってあげる・体を洗ってあげる・髪を乾かしてあげる等)をしてあげてください。
お風呂に入ることができることで、体が綺麗になり外に出ることもできる状態になるとともに、気持ちもスッキリできるため改善に効果を得られると私は思います。

・食事をちゃんと摂らせてください。

うつ病の改善に役立つことに「食事」も関係してきます。
食事からは色々な栄養素が取れるとともに、うつ病の症状緩和に役にたつ栄養素も含まれております。
しかし仕事をしていなかったり、何もできない罪悪感から、申し訳ない気持ちになり食事を取れなくなるケースもあります。
私はそうでした。
そのため「あなたは居るだけで十分私を幸せにしてくれているよ♪」などと、色々な罪悪感から解放されて、食べれるきっかけや環境を作ってあげることが大切だと思います。

・外に連れ出してあげてください。

うつ病の改善に効果があることの1つに「日光浴」があります。
日光浴はセロトニンの生成に役立ちます。
しかし体が重いなどの理由から、着替えや身支度が重労働になってしまいます。
そのため、外に出ても恥ずかしくないパジャマにするなどして、身支度の作業軽減を行って、あまり人目が気にならないドライブに連れて行ってあげる等、外に出て気分転換出来るようにしてあげてください。

・話を聞いてあげてください。

うつ病を患ってしまう方は、物事をネガティブに考えてしまう傾向があり、人に話すと「暗い話は申し訳ない」「ネガティブな話をして嫌われたらどしよう…。」などの思いから、1人で抱え込んでしまう方が多いです。
そのため大切な人が暗い顔や悩みがありそうなときは「何かあったかなぁ?何でも聞くよ?」など、優しい言葉できっかけを作って話を聞いてあげてください。
そうすることで、心のストレスが軽くなり気分も明るくなるかもしれません。

私はうつ病になった時に、周り人達の優しさに触れることができて、症状が改善し働けるようになるまで時間はかかりましたが、また働くことができるようになりました。
今回は復職できるまでに、人からかけられて嬉しかったことや助けられた言葉、うつ病が酷い時に言われて落ち込んでしまったことなどを綴らせていただきました。
大切な人がうつ病を患ってしまったときに、「どう接すれば良いの?」「言っちゃいけないことは?」等の疑問が多かったため、私の体験談や効果を感じたこと・言われて辛かったこと・つらい気持ちにさせないための改善方法をお話させていただきました。
大切な人がうつ病を患ってしまって困っている方の、大切や人を元気にするために「少しでも役に立てたら良いなぁ」そんな気持ちで綴らせていただきました。
あなたの大切なに人が早く回復してくれることを願っております。

では、本日も最後までブログを読んでいただだきありがとうございました。

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